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No.46 ボカ

No.46 ボカ

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No.46: BOKA

生産国:パプアニューギニア

標高:1700-1850m

エリア:イースタンハイランド州アイユラ地区カイナンツ

品種:アルーシャ、ティピカ他

生産処理:ドライウォッシュド

生産者:ニコル・コルブラン(バロイダ農園)

プロファイル:マンダリンオレンジ、ベリー、レッドアップル


パプアニューギニア中東部、イースタン・ハイランド州にあるアイユラは、パプアニューギニアで、初めてコーヒーが栽培された場所で、その出自は1940年代まで遡ります。当時、ドイツの使節団が、この地にタンザニア、ジャマイカから、コーヒーの苗木を持ち込んだのが始まりとされていて、タンザニアで生まれたティピカ変異種である、アルーシャ種と、ブルーマウンテン系のティピカ種が植えられました。1963年、ニュージーランドから、家族でイースト・ハイランド州、カイナンツに移住した、ベン・コルブランさんは、この地域のコーヒー生産の、パイオニアと呼ばれています。当時の政府が推奨する、外国人農業従事者として、先住民から土地を購入し、この谷間でコーヒーを栽培する、最初の一人となりました。農園近くの川の中にある、大きな岩に宿る精霊、バロイダから、農園名が名付けられました。そして少しずつ農園を広げ、豆から果肉を剥がす施設、ウェットミルを開設。コルブラン・コーヒーランズという名前で、地域で有名なコーヒー生産者となります。1997年より、息子のニコル氏がオーナーとなり、バロイダ農園からボカ農園へ拡大、そして地元の小生産者とも協力しながら、ロット管理、丁寧な選別と生産処理プロセスを行い、高品質なコーヒー生産を行っています。パプアニューギニアでは、言語や民族の多様性から、農家を協同組合に組織化することが、特に困難だと言われています。また、1960年代に、ベン・コルブラン氏のように、コーヒー農地を開拓した零細生産者が多く、パプアニューギニアの年間生産量の、85%以上を、こうした小農家が占めています。また、そのほとんどが、標高1500mを超える高地で、アラビカコーヒーを栽培しています。こうした実情を踏まえて、コルブラン・コーヒーランズでは、機械化が進まない、高地の生産者たちに、ウェットミルサービスを提供しています。チェリー状態での取引は、小農家にとって、パーチメント状態より収入が少ないものの、ウェットミルでの専門的な選別や、生産処理、乾燥方法が用いられる事で、品質管理をより徹底することができます。その結果、より高い品質のコーヒーが、より高い価格で販売されるようになり、チェリーを売った小農家に対して、より多くの対価を支払うことが、できるようになっています。収穫期になると、バロイダ・ウェットミルの集荷場では、持ち込まれたチェリーの選別と、品質チェックが忙しなく行われ、生産者にその場で代金が支払われています。こうしたチェリーの品質チェックも、品質向上の一助になっています。持ち込まれたチェリーは、生産者や地域によってロット分けがなされ、トレーサビリティを維持したまま、生産処理が行われます。丁寧に選別されたチェリーは、ディスク式のパルパーで、果肉除去が行われます。その後、発酵槽で36時間の発酵によって、ヌルヌルのミューシレージ成分を分解します。この時、水を使わないドライ発酵を採用しているのが、このロットの大きな特徴です。発酵を終えた発酵槽に水を貯めて、攪拌しながら水洗する事で、ミューシレージを完全に取り除いた、綺麗なウェットパーチメントが作られます。乾燥工程は、地面に広げられた、タープと呼ばれるシートの上で行われ、乾燥ムラが出ないよう、頻繁に攪拌をしながら、太陽光を使って乾かす、伝統的手法で行われています。

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