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No.42 サンタアナ
No.42 サンタアナ
No.42:SANTA ANA
生産国:ニカラグア
エリア:ヒノテガ県 ラ・フンダドーラ地区
標高:1200m
品種:カトゥーラ、ビジャサルチ
生産処理:ウォッシュド
生産者:アイダ・リラ
プロファイル:オレンジ、ぶどう、さくらんぼ
主要産地、ヒノテガ地区は、ニカラグア北部に位置し、首都・マナグアから、車で3時間ほどの場所に位置します。国内では、全体のおよそ40%の生産量を誇る、一大コーヒーエリアであり、隣接する、ホンジュラス国境付近の、ヌエバセゴビア、マタガルパとともに、高品質なコーヒーがとれる、優れたエリアとして、世界でよく知られています。サンタ・アナ農園は、ヒノテガ地区に位置する、90年以上の歴史を持つ、伝統ある農園です。3代目農園主・リラさんは、農園内の母屋で生まれ育ち、父親からこの農園を受け継いでから、およそ30年以上、変わらぬ愛情をもって、コーヒーを栽培してきました。 農園内には小川が流れ、多くの動物や、昆虫たちが生息するなど、自然豊かな環境を有していて、レインフォレスト・アライアンスなど、サスティナブル認証も取得しています。レインフォレスト・アライアンスは、1987年に設立された、国際的な非営利環境保護団体で、人と自然が調和し、繁栄できる世界を創造することを、目的としています。農園の環境、土壌・水を含めた天然資源、生態系や生物多様性を守り、労働者の労働条件や、その家族、地域社会を含めた教育、福祉などの、厳しい基準を満たした農園や製品に、認証を与えています。認証を受けた農園は、天然資源と土地、水、エネルギーを慎重に使用し、環境保護を促進するため、人工肥料と農薬の使用を減らし、汚染を防ぎ、廃棄物を管理します。認証マークには、アカメアマガエルのマスコットが描かれています。このカエルは、美しい環境下でしか生息することができないため、その個体数が、環境評価のバロメーターとしての、役割を担っています。このマークがついているということは、生産農園の持続可能性、その作物を輸入、加工する各企業の生産流通の方法や、トレーサビリティが確認できる、優良製品である、ということを意味しています。サンタ・アナの、100%手摘みの原料は、その熟度にもこだわり、精選工程の中でも、完熟割合を高めるべく、細かな微調整に取り組んでいます。ニカラグアは、グアテマラやホンジュラスとは、流通経路が大きく異なり、ほとんどのケースで、仲買人を通すことがありません。そのため、原料がいつ、どこで、誰によって作られたのかが明確であり、安定した品質と、トレーサビリティを得ることができます。輸出のほとんどが、大手中心の寡占市場ではありますが、いずれも品質志向であり、産地エリア近郊に、ウェットミル、ドライミルを所有していることがほとんどです。これによって、異臭リスクも少ない傾向があり、中米ブレンドパーツとしても、よく使われています。