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No.46 エル・ピラール
No.46 エル・ピラール
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国:メキシコ
地域:メキシコ チアパス州
認証:RA認証取得農園
規格:SHG
品種:アナカフェ14、サチモール、マルセルサ
標高:1,200m
収穫期:12 月~3 月
加工方法:フルウォッシュド
生産者:クリスチャン・ベルトランド氏
乾燥方法:天日・機械乾燥併用
クロップ年度:21/22クロップ
プロファイル:モルト、レモン
エルピラールは、メキシコ南東、グアテマラとの国境沿いに位置するチアパス州に位置しております。
この地方には、古くから魔法使いや魔女がいたという言い伝えがあり、その魔法使いが優れた土壌をもたらしたという伝説が残っています。この伝説から近隣の山々は「Wizard Mountain(魔法使いの山)」と呼ばれ、エルピラールはここに農園を構えています。
このエリアは80年以上の伝統と歴史がありますが、そのすべてが良い話ではなく、時に悲しいものもございます。コーヒーに関して言えば、さび病により同エリアの70%もの農園が廃業となった過去もあります。
そのような酸いも甘いも経験したエリアであるこの地域に、比較的最近である2015 年、エルピラール農園の主であるクリスチャン・ベルトランド氏が地元住民への収入源をもたらすために植花活動を開始。“アンスリウム属”というサトイモの一種を栽培し始めました。
里芋から始まったこの取り組みは、徐々にいろいろな植物を手掛けるまでに活動を広げ、その中でも持続可能なモデルを確立することができた作物に焦点を当て、収入と生産物の多様化を可能にするサステイナブルな取り組みを始めます。
高い収入を得る手立てとして、 品質による差別化をベースの考えとし、 植物の詳細情報と農学の知識を基にスペシャリティーコーヒー生産に着手。 コーヒー農園は一年後の2016 年に正式に営農を開始いたしました。その後ユニークなコーヒーを作るために、発酵の微細なコントロールやアフリカンベッドによる乾燥など様々な技術を導入し、美しいコーヒーを作るための努力を惜しまない農園です。現在農場の面積は30haを超えており、さらに20haを増設すべく現在改装中。今後の更なる品質向上にも期待が膨らみます。
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