ROUJEWEL®︎
No.7 ムズズ
No.7 ムズズ
No.7:Mzuzu
生産国:マラウイ
エリア:マラウイムズズ地区
標高:1,200mから2,000m
品種:カティモール
生産処理:ウォッシュド
農園:カタベイ・ハイランド
プロファイル:バニラ、カカオ、ピンクグレープフルーツ
マラウイは、アフリカ南部に位置し、ザンビア、タンザニア、モザンビークと、国境を接する内陸国です。南北に細長く伸びる、特徴的な形のマラウイ湖が、国の東側にあり、国土自体も、非常に細長い形をしています。マラウイ湖は、世界遺産にも登録されている、美しい湖です。その面積は、九州の8割ほどで、国土の約2割を占めています。国土のほとんどは標高1000m前後の高原にあり、温暖な気候のため、コーヒー栽培に適しています。主な産業は農業で、とうもろこしや、たばこの生産が盛んです。内戦や、対外戦争の経験はなく、知名度も高くありません。マラウイ産のコーヒーは、流通量が少なく、その数が限られていますが、コーヒー栽培そのものの歴史は長く、1800年代から開始されました。生産地域は、北部と南部に分けられ、北部は小規模生産者、南部は大規模生産者によって、生産が行われています。 1999年に、政府に管理されていたコーヒー部門の、規制緩和が起こった際に、今回のロットを生産している、ムズズユニオンが創設されました。北部の6つの農協から構成されていて、約3000人の生産者が所属しています。タンザニアとの国境に近い、山脈地帯で栽培されていて、取り扱うコーヒーの、約50%は標高1700mを超えていて、引き締まった、ジューシーなコーヒーチェリーが実ります。ムズズのコーヒー生産者の朝は早く、6時にチェリーの手収穫を開始します。収穫されたチェリーは、その日の内に、農園からほど近い、水洗施設で果肉が処理されます。果肉を剥がされたコーヒー種子は、約3日間の醗酵工程を経て、ハンモック式の乾燥場、アフリカンベットの上で、天ぴ乾燥を行います。その後、選別場に運ばれ異物の除去、輸出の準備に進みます。ムズズユニオンでは、全ての小規模生産者の、生活の質を向上させることを目標にしており、農業指導だけではなく、ムズズのコーヒーを使用した、焙煎豆の販売や、カフェの運営も行っています。