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No.38 マサイ
No.38 マサイ
No.38:MASAI
生産国:ケニア共和国
エリア:複数ファクトリーブレンド
標高:1,600m〜2,000m
品種:SL28、SL34
生産者:ドーマン社
生産処理:ウォッシュド
プロファイル:クランベリー、トマト、バニラ
ドーマン社は、ケニアの首都、ナイロビにある、ケニア最大手のコーヒー商社です。ケニアやタンザニアの、良質なコーヒーを扱っていて、日本の商社とも提携しています。ドーマン社は、小規模農家と堅い信頼関係を構築することで、持続可能な農業を目指しています。定期的に栽培セミナーや、最新の情報を発信し、生産量や品質向上のサポートを行っています。また、2014年には、精選所を買収し、高品質水洗式コーヒーの開発にも取り組んでいます。 ドーマン社の敷地内には、生豆倉庫、生豆選別機器、ハンドピック、焙煎場、サンプルルーム、クオリティーコントロールルーム、カッピングルーム、バリスタトレーニングルームなど、コーヒーに関する、あらゆる設備が整えられています。そんなドーマン社が企画する、高級ブランドの名称が、今回のマサイです。長年に渡り、安定した品質で、安定した供給を行ってきたことで、今では、ケニア高級コーヒーの、代名詞的な存在となっています。毎年、安定した品質を維持できるのは、マサイの風味特徴を、ドーマン社がしっかりと理解し、最適なファクトリーの原料を、最適な比率でブレンドしているからです。ファクトリー毎に、そもそもが美味しいのは当然ですが、それらを組み合わせることで、いつものマサイ風味を作り上げ、厳しい審査基準のもと、世界へ送り出しています。カップの美しさはもちろんのこと、それを長年続けているというところに、マサイの凄みがあります。通常のケニア産コーヒー豆の場合、特に産地指定がないため、あらゆる環境でつくられたコーヒー豆が混ぜられていますが、マサイは違います。高品質豆が採れる、ケニア山に位置する、トップグレード農園の原料を、贅沢にブレンドし、よりはっきりとした輪郭を作り出しています。あえて農園を、個別に指定をしないことで、毎年の品質安定を図っています。味わいとしては、クリーンで甘酸っぱい香り。ロットにより、フレーバーが弱い時と、強い時の差がありますが、カシスや花のような香り、柑橘系の酸、パッションフルーツ、ドライフルーツなどの香り、スパイス系の香りなど、複雑に入り組んでいて、太めのボディーと甘味も相まって、はっきりとした香りが楽しめます。今回のロットは、ニエリ地区3社で36% 、キリニャガ地区2社で44% 、エンブ地区2社で20%の、合計7つのファクトリーのブレンドです。ファクトリーでは、完熟チェリーからパーチメントまで、じっくり時間をかけて仕上げています。