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No.1 カハマルカ
No.1 カハマルカ
No1:Cajamarca
生産国:ペルー
エリア:カハマルカ州 サンイグナシオ県 サンペドロ村
標高 : 約1,500m
品種 : ティピカ、カティモール、パチェ他
生産処理 : ウォッシュド
生産者:カハマルカ農園組合
プロファイル:マスカット、ピーチ、カカオ
観光都市としても有名で、かつては、インカ帝国の主要都市として栄えた、ペルー北西部に位置する、アンデスの街・カハマルカ。観光地となっている、市街地の標高は、2750mと、富士山の7合目ほどで、非常に高いですが、緯度が低いため、気候は比較的温暖です。世界中の旅行者がひしめく、クスコにはない、開放的な、柔らかい雰囲気も魅力的で、街を見下ろす、サンタ・アポロニアの丘と、その頂上へ続く、カハマルカ名物の、急な石段を登った頂上からは、アンデスらしい、色あせた、赤茶色の家並みと、その背後に広がる山々を、一望することができます。街の中央に見えるアルマス広場には、インカ帝国時代の皇帝、アタワルパが、スペイン人の侵略者たちに捕らえられ、その魂が、天上界へと旅立った場所という、言い伝えが残されています。そんな歴史深いカハマルカは、年間を通して温暖で、気温が安定していること、また、標高が高く、肥沃な黒土の土壌を持っていることなど、いくつもの条件が重なり、ペルーのスペシャルティコーヒーの、名産地として知られています。カハマルカは、他エリアに比べて大農園が多く、生産性も安定していますが、一方で、伝統的な農法も、大切にしています。この地域の生産者は、剥ぎ取って不要になった、コーヒーチェリーの果肉を、そのまま堆肥にしたり、土の性質に合わせて、コーヒーの木を直射日光から守るための、日陰を作る樹木、いわゆるシェードツリーを植えて、環境負荷を最小限にしたりと、サステナビリティへの意欲も高く、スペシャルティの名に相応しい取り組みを続けています。