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No.32 ププメンド
No.32 ププメンド
No.32:Pupumendo
国:ネパール
地域:カブレ郡 マハバラット地区
標高 :1,200~1,300m
品種 :カトゥーラ、ブルボン
生産処理:ウォッシュド
生産者ププメンドコーヒー農業グループ
プロファイル:キウイ、シトラス、グレープフルーツ
「ヒマラヤ山脈」「エベレスト」でおなじみのネパールから、プレミアロットのご紹介。国土の77%が丘陵・山岳地帯。コーヒー生産の歴史は浅いですが、近年は海外で賞をとる農家が出るほどコーヒー生産が盛り上がってきていて、ネパール政府も力を入れ始めています。 とはいえ、まだ生産量は少なく物流も整っていないため、日本へは飛行機で輸送します。「村にいても、お金を稼げるようにしたい。農家の子どもも、ちゃんと学校に行かせてあげられるようにしたい。」ネパールの農村に暮らす若者の言葉がこのコーヒーを生み出すきっかけでした。山間の農村部では現金収入を得ることが難しく、都市部や海外へ出稼ぎに行ったり、 貧しい家庭では収入の少なさのあまり、子どもを働かせてしまったりするケースもあります。コーヒーは、開けた土地がなくても森の中でも育てることができる・標高が高いことは、コーヒー農業においては強みにもなる・コーヒー(パーチメント)は、野菜や果物より輸送中に傷んでしまう可能性が少ない・村での生活、コミュニティを守りながら、自分の家族も守りたい…などの理由から、持続可能なコーヒー生産がその1つの道筋になるのではないかと考えました。大規模な土地もない、険しい山々で道路が整っていない、海外への物流も厳しい。たくさんのハードルがあるネパールで、そんな弱みを強みに変えられるような産業作りが、今も進められています。今回の豆は、カブレ郡マハバラット地区のコーヒーです。マハバラット地区では、これまでもコーヒーの生産はされてきたものの、 農家それぞれがコーヒーを育て、収穫して、パルパーを持っている人の家でパルピングをし、その後の乾燥はまたそれぞれで行っていました。「今のやり方では、世界と戦えるおいしいコーヒーを作ることはできない」と感じていた農家たちがプロジェクトを立ち上げます。まずは、品質を管理できるように農家グループを作りました。 それが、ププメンドコーヒー農業グループです。「ププメンド」とは、マハバラットにすむタマン族の言葉で「花(メンド)のつぼみ(ププ)」という意味。 「ここのコーヒーは、まだ始まったばかりで花のつぼみのようなもの。これからこのつぼみを咲かせる。」 という思いで名付けられました。